待ち焦がれていた辻麻里子さんの遺作『藍(あお)の書』が届きました。
Amazonでは3月6日。
書店では3月8日発売となっていますが
それより先に池袋の書店で発見し、手に取りました。
とても感慨深い思いです。
『藍の書』本編の前に、発行者今井弘樹氏の
『突き抜けていった人、辻麻里子さん(「解説」にかへて)』と
エッカー順子氏の『『藍の書』創刊にあたって』を読んだのですが
辻麻里子さんとの交流の様子や刊行の経緯を知り
胸が熱くなって涙が溢れてきました。
C・G・ユングの『赤の書』がスイス銀行に保管されていたように
スイス在住のエッカー順子さんが保管していた『青の書』は
『藍の書』として刊行されました。
『赤の書』は夢を通して集合的無意識と宇宙意識を真っ直ぐにつなぐもの。
そこには肉体的な情熱が含まれている。『青の書』は夢を通して人類の集合意識と宇宙意識を真っ直ぐにつなぐもの。
そこには精神的なものと冷静さが必要だという。G曰く、最終的には、赤と青の奥義を用いて一人ひとりが『紫の書』を完成させることだという。
情熱と冷静をもって『紫の書』を精製するのだと。
そして書物が紐解かれ、地上に降ろされる時期については、
人類の集合意識の進化と大いに関係があるのだと。(エッカー順子氏の『『藍の書』創刊にあたって』より)
『赤の書』『青の書』の先にある『紫の書』。
それに到達するために重要な人類の集合意識に関しては
『藍の書』の《人類はなぜ22を超えられないのか:ある人の誕生日に見た夢より》
を読んで、様々な想いが込み上げています。
ここに書かれている8組の親子。それぞれの思惑は宇宙的な父性といえるのか。
人類がいつまで経っても22を超えられない理由・・・
「潜在意識が自他を区別しない理由はここにあるのかな。」
そんなふうに考えながら目覚めました。
『藍の書』を通して、今の自分とこれまでの自分
そしてこれから先の自分を重ね合わせ、一歩一歩歩んでゆく
そんなふうに読みすすめています。
2019年の星の扉のテーマは『意外な方向性を知る日』
再びテーマの意味を再確認すると、「抵抗すればするほど翻弄されている」
そんな自分がみえてくるようです。
2011年から2020年までのテーマを記事にしています。
C・G・ユング同様「夢の領域を探検するもの」だった辻麻里子さん。
自分の中にも闇が在ることを認めないかぎり、宇宙の創造に加わることはできない。
誰でもない。自分自身であり続けるために、人は光と闇を統合し続ける。(『宇宙の羅針盤(下)』より)
辻さんの文章は常に的確に言葉を捉え無駄が無い。
付け加えたり差し引いたりすると、もともとの純粋さが失われてしまうとさえ感じます。
だから、ただそのままを感じることがすべて。
『それでも人は生きてゆく
人類よ、力強くあれ』
星の扉の366日目である12月31日のテーマは、
常に勇気を与えてくれます。
2017年宇宙に帰る。
宇宙の羅針盤(下)より
StarGate#270 ゲートが開く日
StarGate#143 大いなる意志を感じ取る日~2011年-2020年のテーマ~
それでも人は生きてゆく -StarGate#372-
辻麻里子氏の遺作(未完)『藍の書』発売されます!
辻麻里子さんの遺作『藍(あお)の書』
【2019年重版】
『宇宙の羅針盤<上> ― 22を超えてゆけⅢ』
【2019年3月発売】
未完の遺作『藍の書』
【2018年重版】
『6と7の架け橋 ー22を超えてゆけII』(太陽の国へVer2)
この記事へのコメントはありません。